導入前の状況
日々多くの資料やメールを扱いながら、提案やフォロー業務を行っています。
営業担当の方は、顧客対応に加えて、資料の確認や過去のやり取りの整理など、「考える前にやる作業」に多くの時間を取られていました。

AIに興味はあるものの、「営業の仕事で、どう使えばよいのか分からない」そんな状態から、
今回のAIファーストステップ支援が始まりました。
実施したAI導入支援の内容
今回の支援では、いきなりAIを業務に組み込むのではなく、**「AIが業務を理解できる環境を整えること」**
から取り組みました。まず、社内に点在していた情報を、AIが扱いやすい形で整理するための準備を行いました。



そのうえで、ChatGPTを「文章を作るツール」としてではなく、社内情報を整理し、考えをまとめる補助役としてどのように使えるかを中心に、基本的な考え方や使い方を共有しました。実際のシステム連携や自動化は行わず、「今ある情報を、どう活かせば業務が楽になるか」という視点を持っていただくことを、今回の支援の目的としています。
1. 業務と情報の整理
まず、日常的に使っている情報を整理しました。
- Dropbox:資料やマニュアル
- Gmail:過去のメールのやり取り
- Googleカレンダー:予定や履歴

どんな場面で
「探す」「確認する」作業が発生しているのかを洗い出し、業務の流れを一緒に整理しました。
2. ChatGPTの基本的な使い方の共有
次に、ChatGPTの基本的な使い方を確認しました。
- どんな質問をするとよいのか
- 業務で使うときの考え方
- 注意すべきポイント(情報の扱い方や精度)

「文章を作るためのツール」ではなく、
考えを整理したり、業務を補助する存在としての使い方を中心に説明しました。
3. 社内情報とAIをどう結びつけるかのイメージ共有
「こう使えたら便利」という具体的なイメージを共有しました。
- Dropboxの資料を前提にした要約や確認
- 過去のGmailのやり取りを踏まえた文面作成
- Googleカレンダーの予定をもとにした業務整理

「今ある情報を、こう活かせる」という感覚を持っていただくことを重視しました。
支援後の変化・気づき
支援を通じて、企業様の中で次のような理解が進みました。
DropboxやGmailといった今使っているツールを活かすだけでも、業務の効率化につながる可能性があること。

その結果、「AIを業務で使うとはどういうことか」という感覚が明確になり、
今後の活用イメージを持てる状態になりました。
今後のステップ
社内資料を探しやすくする仕組みづくり
過去のメールや予定を踏まえた業務サポートの強化
社内で安全にAIを使うためのルール整理といった、
社内の知識を活かすAI活用へと発展していくことが
期待されます。

今回の取り組みを通して
本事例は、AIに興味はあるが、何から始めればよいか分からない社内情報が散在していて、
うまく活用できていない業務でAIを使うイメージが湧いていないといった企業様に向けた、
AI導入ファーストステップ支援の一例です。

AIを特別なものとして構えるのではなく、日々の業務の延長として少しずつ取り入れていく。
その第一歩として、有効な取り組みとなりました。